Weymouth

Chesil Bank, Weymouth (2002年2月16日撮影)

Weymouthはイギリス南海岸の古くからある港町ですが、その昔、フランス側から密輸される貿易船を取り締まる基地でもありました。 

Weymouthの西側は、写真のように砂浜の堤防のようなものが続いています。 これはChesil Bankと呼ばれていて、約30kmに渡り、小石が7mから15mの高さに積みあがった自然の堤防です。 

Chesil Bank, Weymouth (2002年2月16日撮影)

Chesil Bankの不思議な地形は、今から4000-7000年前の氷河期の終わりに、氷河で削られた岩が、海水面の上昇とともに陸地に流されてできたものだということです。

Chesil Bankは南から北に上がるほど、ジャガイモくらいの石から豆粒くらいまで少しづつ変化しており、夜海岸に上陸した密輸業者はこの石を見ただけですぐにどのあたりか言い当てたといいます。

Chesil Bankと本当の陸地に挟まれた潮溜まりは、自然の姿そのままで、野鳥たちと植物の保護区域になっています。

 

 

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