Thaxted

Thaxtedという街に出かけてみました。 この街は、ロンドンの北東にある、Essex州の北西部にあります。

John Webb's Windmill

John Webb's Windmill, Thaxted (1999年11月21日撮影)

この街で、目を引くのは、何といっても、左の写真に写っている大きな風車と右に見えるセントジョン教会です。

1804年に建てられた、このJohn Webb's Windmillという風車は小高い丘の上に立って風に向かって建っていました。 観光シーズン中は、内部の博物館を見学できるようです。

やはり、この場所が、オランダに近いので影響を受けたのでしょうか? オランダの方向をしっかりと見つめていました。

St. John教会は、風車のすぐ側にあって、いっしょに並んで、街を見渡しているようです。 街自体が、小さなところですので、この180フィートもある高さの尖塔は、街のどこからも見ることができます。 今回、映した写真にも、3回も登場しています。

この教会は、1340年から170年の年月をかけて築かれたもので、Essex州の中では、最大級です。 普通教会の中は薄暗いところが多いのですが、この教会の中はとても明るく、たくさんの窓、ステンドグラスから光りが射し込んでいました。 内部から見上げると、屋根は木造になっていました。

左の写真に写っているカヤブキ屋根の家は、この教会のある場所から、風車まで通ずる、とても細い道に何軒か建っているもののうちの一つです。

もともとは15世紀頃に、聖歌隊の家として造られたようです。 他にも、何軒かのカヤブキ屋根の家があり、それらは18世紀頃に、貧しい人のためにチャリティーで建てられたようです。 いまは、一般の人が住んでいます。

Church of St. John

Church of St. John (1999年11月21日撮影)

The Guildhall

The Guildhall (1999年11月21日撮影)

Thaxtedの街の中心に、左の写真のような中世のギルドホール (商工組合事務所)がありました。

ユニークな建物で、2階より3階の方が大きく、道にせり出すような形になっています。1階 (GF)は、オープンスペースで、そのまま、マーケットになっていたのでしょう。 建物は、なんと15世紀に建てられた木造です。

このユニークな建物が、Thaxtedを代表する顔になっています。

右の写真は、ギルドホールのすぐ側にあるThe Manseという家です。

有名な作曲家Gustav Holstが1917年から1925年まで住んだ家で、そのまま残っています。

彼は、この街の教会で聖歌隊に歌を教えることから、教会と深く結びつくようになり、有名な「The Planets(惑星)」という組曲を自分で教会の中のパイプオルガンで演奏することもあったということです。

The Manse

The Manse (1999年11月21日撮影)

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