Salisbury & Avebury

 

Salisbury (1999年10月3日撮影)

Salisburyは、イギリスの南西部にあります。 ロンドンからは車で約2時間、M3号線をひたすら西に走ります。

街の中には大きな、大聖堂があります。 写真の左の方に尖塔が見えますが、これが教会のものです。 この場所から300〜400mくらい離れているのに、こんなに大きく写っています。 この建物の高さは、イギリスの教会の中で一番高く、120mもあるのだそうです。 そして、この教会には、昔、世界史で習った、マクドナルド…いや、違った、マグナカルタが置いてあります。

マグナカルタは、1215年に、ジョン国王が人民の自由と権利を認めると宣言し、民主主義の基礎になった初めての法です。 世界にはマグナカルタが4つ存在し、大英博物館とか、アメリカのワシントンにもあるようです。 このソールズベリーのマグナカルタは、教会の中に片付けた後、そのまま忘れ去られてしまい、その後見つかるまで、ずっと格納され続けたため、現存する最もきれいで、保存状態のよいものだと、説明のおばさんが自慢げに話していました。 また、世界で始めて女性から離婚できることを認めた法律だと言っていました。 残念ながら、このマグナカルタは、写真撮影ができませんでした。 牛の皮に手書きの文字でびっしりと文字が刻まれていました。

 

Stonehenge (1999年10月3日撮影) 

恥ずかしい話ですが、実は私は、ストーンヘンジがイギリスにある物とは、数年前まで知りませんでした。 昔から写真では、何回かこの光景を目にしたことがありましたが、どこか遠くの国の話という記憶しかなかったのです。

さて実物のストーンヘンジは、ソールズベリーの北のほうにあります。 車で近づくと、遠くからも見えて、「ああ〜、あれだぁ〜…」という感じで見えてきます。 今は、National TrustとEnglish Heritageに管理されていて、各国語の(もちろん日本語もあります)の携帯案内機?のような物を持って中を歩き、説明を聞くことができます。 昔は、近寄って石に触ることもできたようですが、今は、まわりを一周して眺めるだけです。

巨大な石をよくここまで運んできて、組み立てたものだと感心しました。 夏至の日に、その日だけ太陽が、射し込むところがあるようで、天文観測とか儀式的な建造物とかいろいろな説があるようです。

この場所を見ていると、ひとりのおばあさんが、

「私が子供の頃は、この場所でよく遊んだもんよ。 今は入るのにお金も要るし(National TrustとEnglish Heritageのメンバーは無料です)石に触ることもできない。Aveburyに行ってごらん、ここは無料だし、石にも触れますよ……」

さっそくSalisburyの北にある、Aveburyに行ってみることにしました。

Avebury (1999年10月3日撮影)

AveburyもNational Trustの管理になっていますが、ここは誰でも無料のようです。Aveburyの村の中を道が一本、走っていますが、実はこの道自体が石の中を突っ切っており、またAveburyの村は巨大な真ん丸の丘のようなところの上にあります。 とても、奇妙な、神秘的なところでした。

Salisbury, Avebury以外にもイギリスには、同じような石の建造物があります。 湖水地方のものはKeswickの近くにStone Circleというものがあります。

窗体顶端

窗体底端

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