Richmond

Petersham Meadows, Richmond (1999年11月28日撮影)

リッチモンドは、ロンドンの南西にある高級住宅地です。

写真は、Richmond Hillから眺めた、Petersham Meadownsという牧場の風景です。 この丘からの眺めは最高。 テムズ川上流の方角が写っています。 西の方から流れてきたテムズ川は、このRichmond Hillに突き当たり、大きく北に蛇行する部分で、この蛇行したところの南側にRichmondがあります。 街の中は、きれいなショッピングの店が建ち並びますが、少し離れると、こんな田舎の風景になってしまいます。

このRichmondの歴史は結構浅く、昔は何もない、ただの川岸の丘だったようです。 18世紀の初め、アメリカから来た、煙草の農家のWilliam Byrdが、この場所からの光景が、彼の故郷のヴァージニア州のJames Riverにとてもよく似ていたことから、この場所に、新しい街を作る決断をさせ、1737年に、彼がRichmondと名づけたということです。

St. Matthias Church (1999年11月28日撮影)

そのせいでしょうか? Richmondは、アメリカ人が多く住み、近くにもアメリカンスクールがあります。

住所は、Surrey州になりますので、正確には、ロンドンではありませんが、ロンドン市内といっていいほど、都心から近く便利なところにあります。

このRichmondで一番、有名なものは、下の写真にある、Richmond Parkです。 なんと1千万平方メートル近くある広大な土地で、本当に広い! そして、もともと、丘の上にあるため、まわりの建物など余計なものが目に入らず、本当にここがロンドンから地下鉄ですぐにやって来ることができるところ? と驚いてしまいます。

Richmond Parkの中には道路が走っており、この道をはじめて通った時、こんなに広い場所だとは思っていませんでしたし、ヘラジカが群れをなして歩いていたりするので、アフリカかどこかの大草原に迷い込んだような気がしました。

Richmond Park (1999年11月28日撮影)

夏のよい天気の日には、家族で朝から夕方まで、この公園の中を散策、というより、1日かけて、Richmond Parkの縦横の縦断に挑戦し、へとへとになりました。

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