Lower Slaughter

Lower Slaughter (1999年10月24日撮影)

Lower Slaughterは、あまりガイドブックでは知られていませんが、コッツウォルズの中で有名な街 Bourton-on-the-Waterのすぐ近くにある本当に小さな村です。 この村は、Bourton-on-the-Waterよりもずっと小さく、観光地化されていないため、訪れる人は少ないようです。 しかし、そのぶん田舎愛好者にとっては魅力的なところです。

村の中には、写真のようなWindrush川が流れています。 この川は、Bourton-on-the-Waterの街を流れる川と同じで、ここは、その上流になります。 白い色をした柵のようなものが川に架かっているのが見えますが、これは人ひとりが渡れる橋の欄干で、片側にしかついていません。 この位置から見たLower Slaughterの絵は、今まで何人もの画家、写真家によって描かれ、この村を代表する景色でしょう。

Lower Slaughter (1999年10月24日撮影)

この川沿いに上流のほうに向かって歩いていくと、赤い煉瓦でできたMill Houseがあります。

左の写真の、赤い煉瓦でできた煙突のある建物がそれで、ちょうど木の陰になっていますが大きな水車が建物の横にあり、これを使って粉をひいていたものです。 いまは、土産物屋兼、博物館になっています。 水車は今でも回っています。

この村を流れる川は、すべてWindrush川として合流しますが、このLower Slaughterの付近でいくつかの支流に別れ、Eye川、Slaughter Brook川に囲まれた村です。

Lower SlaughterのSlaughterの語源はSclostreから来ており、正確な意味は不明であるものの、アングロサクソン語の「泥水の窪地」というところから来ているようです。

こんなにきれいな村には、似つかわしくない名前ですが、川の作った村である事は間違い無い事実のようです。

Lower Slaughter (1999年10月24日撮影)

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