Laxey

Great Wheel "Lady Isabella" (2001年8月27日撮影)

マン島の首都Douglasから5マイルほど北に海岸線を上ったところにLaxeyという街があります。

この街では1781年から鉄鉱石や銅、鉛、水晶の採掘がはじまりました。

鉱業で山を採掘する場合、地下水をどのようにくみ上げるかが一番の問題でした。 石炭を掘る炭鉱では、蒸気機関のポンプを使用しましたが、当時、鉱物の中では一番価値のあった石炭はマン島では見つかりませんでした。 このため蒸気機関のポンプを使うことでは採算が取れないため、水車を使って水をくみ上げていたものです。 

18世紀には小さな水車を使っていたようですが、どんどん鉱山のトンネルも深くなり、次第に小さな水車では用力が不足していき、1850年にこの直径21mもある、水車が完成しました。 この水車はLady Isabellaと名づけられ、毎分1トンの水を360mの地下からくみ上げる能力を持っています。 これは世界一大きな稼動中の水車です。

水車の上まで登れますが、とにかく水車が大きいことと、更にその大きなものが目の前で動いていることで目が回ってしまいました。

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